今の日本では小学校と中学校の合計9年間が義務教育になっている。しかし、義務教育で学んだことのどれくらいが社会人になってから必要だろうか?実際に必要だと感じるのは文字の読み書きと計算の基本ぐらいだと思う。
その他のことについては基礎知識として持っているだけで、必要になることはそれほど無い。基礎知識は皆が持っていなければ基礎ではなくなるので削れる授業も多いはずである。
最近ではグローバル化が進む中で将来的に英語が必要になることもあり、小学校から英語を必修にする動きなども見られるが、それに関しては良い傾向だと思う。
そういった流れの中で、義務教育の時から必修にして学ばせておくべき新しい授業を提案したい。
その提案したい必修科目名は『人間力学』である。
①人間には必ず上下関係が存在する!
人間には年齢や社会的地位などによって必ずといって上下関係が存在してしまう。
特に日本では敬語といった文化もあり、より一層上下関係というものを刷り込まれて成長していくだろう。
社会に出れば当たり前に存在してしまう上下関係だが、年齢や立場も同じ学生時代においても、学力や運動能力、人望、あげくの果てにはケンカの強さによって上下関係が生じてしまう。
友人関係においても多少なりともイニシアチブ取る偏りはあるので、傍から観れば些細な上下関係は存在する。
しかし、その些細な上下関係を不快に思うことなく、むしろ心地好いとお互いが思えるのが友達というものなのだろう。
②世の中は金!人の心は金で動く!
人が生活していく中で必ず必要になってくるのがお金である。必要だからこそ人は働いてお金を得ようとする。
世間には仕事が好きという人もいるが、お金が貰えなくても働きたいかと問われれば、ほとんどの人がNOと答えるであろう。
つまり人は、仕事をしてお金を得てるのではなく、お金を得るために仕事をしているのだ。
ということは、お金を与えてやれば人を動かすことができるということである。金銭トラブルや金銭取引により犯罪が起きることからも、人の心は金で動かせるといえるだろう。
人が金を動かしているのか、金という概念が人を動かしているのかは分からないばかりである。
③性別による必須スペック!
最近の日本では男女格差が問題になっており、男女平等がテーマに上がる機会も多い。
男女平等に関しては機会があれば別に記事を書くとするが、性別の違いによって様々な違いが生じるのはしょうがないことだと思う。
そもそもが同じ人間という括りでよかったものを、男女と性別をつけて分けたのだから同じにはなりようがない。例外もたまにはあるが、基本的には男は女を求めるし、女は男を求めるのが自然の摂理である。
しかし、学生時代や恋愛を楽しんでる時は関係無いのかもしれないが、家庭を築くとなった時には相手には様々なスペックを求めてしまう。その中でウエイトを多く占めるのは、男には金で、女には見た目や若さ、居心地だろう。
女は男に経済面を満たしてもらいたいと考え、男は女に自分の安らぎや虚栄心といった精神面を満たしてもらいたいのではないだろうか。
つまり、男は経済面での充実、女はいわゆる良い女を目指して成長過程を踏んでいく必要がある。
まとめ・・・
人間は上下関係により上の力には引っ張られてしまうし、金の力によって動かされてしまう。男女では性別ごとの必要なスペックの力の大きさによって、異性を惹きつけるベクトルを自分に大きく向かせることができるだろう。
人間が生きていく中では物理的な力だけでなく、こういった見えない力が必ず働いてしまう。
そのことについて学ぶ授業が『人間力学』である。
あまり知りたくは無い現実かもしれないが、この『人間力学』を義務教育のうちに刷り込ませる学ばせることによって、強い競争力を生み、日本の発展にも繋がるのではないだろうか。
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